国債について
国家が発行する公債のことを国債と呼びます。発行される際に償還期限と利率が定められていて、購入者はこれに応じて利息を受け取ることができます。償還期限を迎えると債権者に対して元金である額面の価格が支払われます。
国債金利は世界情勢や、国債を発行している国の動向、社会状態を反映するために政治的にも非常に重視される要素です。
国家への投資であるため安全であるという見方もありますが、国債の支払いが不可能となり債務不履行(デフォルト)宣言をしたアルゼンチンの例があります。これはアルゼンチンがアメリカからドル建てで借りていた債務(公的対外債務)が支払い不可能に陥ったためデフォルトが宣言された。
日本のように自国民から自国通貨建てで借金している場合には形式上のデフォルトはない、外国から外国通貨建てで借金している場合はデフォルトが起きます。
日本国債は個人向けにも販売がされており各種金融機関において年4回ほど募集が行われています。
日本国債は目的によって分類されており、普通国債(建設国債・赤字国債)や交付国債などがありこの中に個人向け国債も含まれています。
日本の国債は国内の需要が高く、金利は1~2%程と他国に比べて非常に低い水準を維持しています。
しかし、一方でGDPに対する発行残高は異常に高く、GDPを大きく上回ると言われています。しかし前述のとおりに自国通貨建て自国国内で回っているためにハイパーインフレによる事実上のデフォルト以外は起きません。
あくまで債務者は「日本国政府」であり最大の債権者は「日本国民」であることを頭に留めた上で日本国債は語らないといけません。
更に日本国政府の持つ資産は膨大であり、さらに対外債権を多数持つのでギリシャやアルゼンチンのようなことにはならないと言われています。
本来なら国債を利用しそれによって需要を創りだして経済を回していくことが必要とされていますが、日本国債の一番の問題はその需要創出による効果が現れていないと言う所ではないでしょうか。